ボッチャランプとは?
「ボッチャ」は、障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。
「ボッチャランプ」とは、競技用のボールを自力で投げるのが困難な選手が使用する補助具を指します。
一般的に韓国製が幅広く普及していますが、弊社のボッチャランプの特徴として
- お客様のご要望に沿って設計から行うオーダーメイド製
- 本体の中心線により、狙いを正確に定められる
- 先端固定式で、延長パーツをつけても先端が浮かない
といったメリットが挙げられます。
”木工会社が作る”ボッチャランプ
創業70余年の木工会社の技術を活かし、スロープ部の接合部分は、”ほぞ組”と呼ばれる、それぞれ先端を凹凸の形状に加工したものを組む構造を採用しました。
この組み方は木箱やキャビネットを製作する際に普段からよく用いられる技術で、直角や直線を隙間なくしっかり固定する効果があります。
そのため、ボッチャランプにおいて重要な要素である正確な直線で組むこと、揺れやぶれを抑えるという観点から見ると、最適な組み方といえます。
スロープ部の側面と底面が正確な直角で組まれているのが分かります。ここにも、長年の木工技術で培った木箱製作の技術が生かされています。
こういった専門的な木工技術により、スロープ部の直線から先端の曲線部分まで、正確で滑らかにボールを送ることができます。
ボッチャランプ作業風景
スターター部の制作風景です。アクリル板をレーザー彫刻機でパーツごとにカットし、アクリル用接着剤で接着します。左右に磁石がついていますが、そちらについては、後程用途をご説明します。
ボール固定部品を取り付け、
レーザー隅出し器を使用し、基準となる中心線をマークします。
金具を取り付けます。
シグネステープと呼ばれる金属製のテープを左右に貼ります。この部分に、スターターの磁石がマグネットとして張り付きます。
そのため、選手の背丈に合わせて、スターターを自由な位置へ動かして調節することができます。磁石なので軽い力で簡単に取り外しが出来て扱いが簡単です。
また、スターター自体に中心線がついているので、ボールの狙いをより正確に定めることができます。
いかがだったでしょうか?選手の悩みや理想、アイデアを取り込んだオーダーメイドのボッチャランプ。長年の大手楽器メーカーや音響メーカーへの納品実績がある木工会社だからこそ、高い設計力と技術力で製作が可能です。製作依頼を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。