型製作

プラスチック成形用樹脂型(真空成形)の製作を行っています。樹脂型には試作型(ケミカルウッド型、木型)から量産型まで、金型に比べて短納期・低コストで製造が可能というメリットがあります。

CAD/CAMで作成したデータをもとに型設計や図面の展開を行い、3次元NC加工が可能です。さらに、3Dスキャナーを用いて3Dデータを作成し、リバースエンジニアリングの技術で現物から複写物を製作します。

真空成形とは

加熱軟化させたプラスチックシートを、真空吸引で型に密着させて成形する工法で、オートバイの外装部品、自動車のアクセサリーパーツなどの試作・量産に多く用いられています。射出成形等とは異なり、成形型が凸型か凹型のどちらか片側のみであるため、複雑な形状を安価に製作できます。

活⽤・実績事例

自動車アクセサリーパーツ/ 浴室製品 各種外装部品/ 楽器ケース など 。

真空成形型(樹脂型) 製作工程

1
マスター型

樹脂型の原型となる型をマスター型といいます。
紅松や無垢材を使った木型に代わり、現在はケミカルウッド(ウレタン合成木材)材を使い、3次元NC加工によりマスター型を製造しています。密度(比重)が異なる品番を仕様に合わせて使いわけています 。

2
反転型

マスター型を研磨し表面を平滑に仕上げた後、石膏や樹脂を使って型取りをします。これを反転作業といいます。適切な離型処理を施すことで表面品質が向上し、反転したものは反転型と呼ばれています。

3
樹脂積層(手積み積層成形)

反転型に耐熱性エポキシ樹脂を塗り、ガラスクロスを積層し、軽量骨材やアルミグリッドを詰めます。この時に、成形時の型温度調整用の温度配管を入れることもできます。

4
脱型

樹脂型を反転型から取り出します。

5
仕上げ・組立て・検査

仕上げ作業を行い、寸法精度や形状を検査します。

6
納品

真空BOXへ組付け後、成形トライできる状態で納めます。

真空成形用樹脂型

試作型・量産型にご対応。金型に比べ短納期・低コスト!

真空成形用樹脂型
真空成形用樹脂型

3次元加工

設計からNC加工まで一括で製作

3DCAD

リバースエンジニアリングで、現物から複写物を製作。
ラフ画からの設計、図面の展開もお任せ下さい。

FRP・樹脂製品

FRP・樹脂製品の量産

管楽器・筒状の製造が可能