FRP製スーザフォンとは?

スーザフォンはチューバに似た管楽器です。奏者は肩にかけて演奏しますが、通常は金属製のため非常に重量のある楽器です。

FRPの技術で作られる、樹脂製のスーザフォンは

  • 水に強い
  • 比較的軽量である
  • 製造コストを抑えることができる

といったメリットが挙げられます。

現在では、甲子園やパレードなど、マーチング用に屋外で使われる楽器として、非常に人気がある楽器です。

FRP製スーザフォン製造工程

1.積層

金型にゲルコートを塗布して離形処理を施した後、ガラスクロスやガラスマットを樹脂で貼り合わせます。この作業は積層と呼ばれています。その後ホイップ上の樹脂を表面に盛っていきます。この際に使用している型は、以下の記事でもご紹介していますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

Resin laminated on FRP sousaphone mold5
Resin laminated on FRP sousaphone mold4
Resin laminated on FRP sousaphone mold3
Resin laminated on FRP sousaphone mold1

2.脱型

型締めで十分に圧着し、一晩乾燥させた後、型から成型品を取り外します。

Resin removal from FRP sousaphone mold1
Resin removal from FRP sousaphone mold3
Resin removal from FRP sousaphone mold2

3.パテ作業

各部品を接合する際や、表面を整える目的でパテを盛ります。

FRP sousaphone resin putty2
FRP sousaphone resin putty3
FRP sousaphone resin putty1

4.研磨

ウレタン塗装後の成形品を研磨します。

FRP sousaphone resin polished finish3
FRP sousaphone resin polished finish2
FRP sousaphone resin polished finish1

FRP成型品の製造依頼を承ります。

いかがだったでしょうか?FRPの技術を使えば、このような管状の成形品を製造することも可能です。型の形状に沿って積層することで様々な形状を成形出来ますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

製作部署について知りたい方は、以下のページをご用意しております