繊維強化プラスチック(FRP)でつくるスーザフォン:製造工程とメリット
スーザフォンとは
スーザフォンはチューバに似た管楽器で、肩にかけて演奏します。通常は金属製で非常に重量がありますが、繊維強化プラスチック(FRP)を使用することで、その特性を大きく変えることができます。
目次
FRP製スーザフォンのメリット
- 軽量化: FRPを使用することで、スーザフォンの重量を大幅に軽減できます。これにより、演奏時の負担が軽減されます。
- 耐水性: FRPは水に強く、屋外での使用に適しています。特にマーチングバンドやパレードでの使用に最適です。
- コスト削減: FRP成形により、製造コストを抑えることができ、価格競争力のある製品を提供できます。
といったメリットにより、現在では、甲子園やパレードなど、マーチング用に屋外で使われる楽器として、非常に人気がある楽器です。
FRPスーザフォンの製造工程
1.積層
型にゲルコートを塗布し、離形処理を施した後、ガラスクロスやガラスマットを樹脂で積層します。この工程は、FRPスーザフォンの耐久性と軽量化に重要です。弊社ではハンドレイアップ法を採用しています。
2.脱型
成形品が型に圧着された後、一晩乾燥させます。その後、型から成型品を取り外します。この工程で得られるスーザフォンの形状が完成します。
3.パテ作業
各部品を接合し、表面を整えるためにパテを使用します。これにより、スーザフォンの完成度が高まります。
4.研磨
最後に、ウレタン塗装後の成形品を研磨し、滑らかで美しい仕上がりを実現します。
FRP成形の依頼とご相談
繊維強化プラスチック(FRP)を使った成形品の製造は、専門的な技術とノウハウが必要です。弊社ではFRP成形の豊富な経験があり、様々な形状の成形品を製作しています。FRP成形に関するご相談やお見積もりは、お気軽にお問い合わせください。
弊社では繊維強化プラスチック(FRP)成形の製作を長年手掛けておりますので、繊維強化プラスチック(FRP)成形品の知識やノウハウが豊富な専門会社です。お客様のご要望にお応えするFRP成形品を製作いたしますので、frpトランスケースなど興味のある方は下のお問い合わせフォームより試作や量産のお見積もりなどお気軽にご相談ください。
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