NCルータートリミング加工治具(ロボット治具)の作成
トリミング加工と呼ばれる真空成形後に成形品の輪郭をトリミングする工程(真空トリミング)では、輪郭カット時の精度を保つために、一般的に専用の治具にクランプし、NCルーターに取り付けた刃物によって外周をカットします。今回は真空成形メーカー様にご依頼いただいた、真空成形におけるNCルーターロボット治具の製作事例をご紹介します。
▽真空成形とは?
NCルータートリミング加工治具(ロボット治具)の製造手順
材料のケミカルウッドの準備
▽ケミカルウッド材質の特徴の説明
材料となるケミカルウッドを接着剤で貼り合わせ、必要な高さに積み上げます。
今回はncルータートリミング加工治具(ロボット治具)の製造手順をご紹介しますが、併せて真空成形用の成形型として熱プレス(ヒートプレス)金型の製造も承っております。
▽熱プレス型(プレス金型)の治具製作について
NCルーター成形加工
▽NCルーター成形の工程の説明
設計した図面のNCプログラミングデータをもとに、材料をNCルーターで型を成形します。NCルーター成形の工程には荒加工(粗加工)や仕上げ加工など、4~5種類の工程があり、それぞれ異なる種類の刃物の高さ調整を行い、正確に位置決めし、切削加工します。弊社が保有する5軸制御NCルーターは、3DCADデータに対応した3次元加工ができるのが特徴です。工作機械の詳細▶設備紹介
▽NCルーター成形の製造工程の動画はこちら
NCルーターによる穴あけ加工
次に、刃物をホールソーに取り換え、NCルーターでトリミング加工治具(ロボット治具)に取り付ける吸盤用の穴加工を行います。
▽ボール盤の穴径治具(ガバリ)の製作について
塗装と吸盤の取り付け
表面をウレタン塗装で仕上げ、真空成形品を脱着して固定し、吸気を吸引するためのバキューム穴付き吸盤を取り付けます。
▽金型(アルミ型)の製作を承ります。
NCルータートリミング加工治具(ロボット治具)の製作を承ります。
いかがでしたでしょうか?木工機械を扱う木材加工業者様や真空成形を行うプラスチック樹脂成型メーカー様のお悩みの解決として、木型、樹脂型、金型(アルミ型)のノウハウで押さえ治具、クランプ治具や組立治具、検査治具など幅広い治具のアイデアで作製が可能です。
磐田や浜松でNCルータートリミング加工治具(ロボット治具)外注先の製作会社をお探しの方は、下のお問い合わせフォームより試作や量産のお見積もりをお気軽にご相談ください。
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