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ご覧いただきありがとうございます。私たちは樹脂型とリバースエンジニアリングの知識やノウハウが豊富な、真空成型用樹脂型の専門会社です。
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リバースエンジニアリングを用いた樹脂型製作

真空成形は、PMMA(アクリル樹脂)やABS樹脂などのシート状プラスチックを高温で加熱し、真空状態を利用して成形する方法です。この技術は、特に次のような特徴を持っています。

木型、樹脂型、金型の比較

項目木型樹脂型金型
材料木材、ケミカルウッドエポキシ樹脂、FRPアルミ、鋼材
製造コスト低コスト中程度高コスト
用途試作、少量生産試作、少量~中量生産大量生産
精度中程度高精度非常に高精度
Q
リバースエンジニアリングを用いた樹脂型のプロセスはどのようになりますか?
Q
樹脂型のメリットは何ですか?
Q
真空成形用の樹脂型のサイズや形状に制限はありますか?

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樹脂型の製造手順

マスターモデルの作成

株式会社スズハル 記事【真空成形】型の種類や型費はどのくらい?金型と比較した木型や樹脂型のプラスチック(樹脂)成形型の違いとは? 木型(ケミカルウッド型)1
株式会社スズハル 記事【真空成形】型の種類や型費はどのくらい?金型と比較した木型や樹脂型のプラスチック(樹脂)成形型の違いとは? 木型(ケミカルウッド型)2
株式会社スズハル 記事【真空成形】型の種類や型費はどのくらい?金型と比較した木型や樹脂型のプラスチック(樹脂)成形型の違いとは? 木型(ケミカルウッド型)3

マスターモデルは、真空成型用の樹脂型を製造する際の基本となる重要な部分です。

マスターモデルとは?
材料
使用されるケミカルウッドは、木材に似た特性を持つ合成木材で、耐水性や強度に優れています。この素材を用いることで、低コストかつ短期間での型作成が可能です。
加工
CAD/CAMを用いてNCプログラムデータを作成し、3次元曲面加工が可能なNCルーターで高精度な切削を行います。これにより、複雑で精密な形状を迅速に仕上げることができます。
利点
ケミカルウッドを用いた型は、樹脂型や金型に比べて安価で短納期が実現できるのが特長です。

真空成型における真空孔の役割

真空成型プロセスでは、型に設けられた真空孔が重要な役割を果たします

真空孔の役割
空気を吸引して型とプラスチックシートの間を真空状態にし、シートを型に密着させることで高品質な成型が可能になります。
真空孔の位置や間隔は成型品の仕上がりに大きく影響するため、慎重な設計が求められます。

このように、ケミカルウッドを使用したマスターモデルは、精密さと経済性を両立し、効率的な真空成型プロセスを実現します。

マスターモデルの塗装

株式会社スズハル 記事【真空成形】型の種類や型費はどのくらい?金型と比較した木型や樹脂型のプラスチック(樹脂)成形型の違いとは? 木型(ケミカルウッド型)ウレタンサンディングシーラー塗装 2

マスターモデルの塗装は、型取りプロセスにおいて重要な役割を果たします。

塗装の目的と塗装方法について
保護
マスターモデルを保護し、型取り時の劣化や損傷を防ぎます。
離型処理
ウレタンサンディングシーラー塗料を使用して、樹脂がマスターモデルに付着するのを防ぎます。この工程は「目止め」とも呼ばれ、脱型不良を防ぐための重要な処理です。
スプレーガンの使用
ウレタンサンディングシーラー塗料をスプレーガンで均一に吹き付けます。これにより、しっかりとした塗膜を形成し、効率的な塗装が可能となります。

離型処理の重要性

離型処理を適切に施すことで、マスターモデルから樹脂型や金型を取り外す際のトラブルを軽減できます。これにより、成形品の品質が向上し、製造工程の安定化にも寄与します。

捨て型の製作

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捨て型の作成は、製品の精度や多様なニーズに対応するための重要な工程です。

捨て型の作成プロセス
  1. 離型処理されたマスターモデルの準備

    護されたマスターモデル(マスター型、ケミカルウッド型)を使用します。この処理により、型取り時のトラブルが軽減されます。

  2. エポキシ樹脂の盛り付け

    け、捨て型を作成します。エポキシ樹脂は高い強度と優れた精度保持特性を備え、信頼性の高い型作りを可能にします。

捨て型は、自動車や二輪車の小型パーツから浴槽のような大型製品まで、さまざまなサイズや形状の製品に対応可能です。この柔軟性により、幅広いニーズを満たすことができます。

樹脂型の完成

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株式会社スズハル 記事【真空成形】型の種類や型費はどのくらい?金型と比較した木型や樹脂型のプラスチック(樹脂)成形型の違いとは? 木型(ケミカルウッド型)樹脂型3


樹脂型の作成は、強度と精度を両立させた型を製造する重要な工程です。

樹脂型の作成プロセス
  1. 樹脂の積層

    捨て型にエポキシ樹脂を盛り付け、さらにガラスクロスとガラスマットを積層して樹脂型を形成します。この積層により、高い強度と剛性を持つ樹脂型が完成します。

  2. 仕上げ作業

    表面の研磨と手整え
    樹脂型の表面を丁寧に研磨し、滑らかで美しい表面を仕上げます。これにより、成形品の品質が向上します。

    表面の研磨と手整え
    樹脂型の表面を丁寧に研磨し、滑らかで美しい表面を仕上げます。これにより、成形品の品質が向上します。

    寸法チェック
    型の寸法を確認し、必要に応じて調整を行います。これにより、製品の高い精度が保たれます。

  3. 組付け

    完成した樹脂型は、別途作成した真空BOXに組み付けます。このプロセスは真空成形で重要な役割を果たします。

リバースエンジニアリングを用いた樹脂型の製作を承ります。

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樹脂型製作のポイント
エポキシ樹脂を使用した樹脂型は、耐久性が高く、試作から量産まで幅広く対応可能
マスターモデルを基にエポキシ樹脂を積層し、ガラスクロスやガラスマットを使用して強度を高め、真空成形に適した型を作成
自動車部品、家電製品、水回り用品など、精密さと耐久性が求められるさまざまな分野で活用されている

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